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ポルトガル~ベレンの塔/発見のモニュメント~人名対照~マグダラのマリア/ジャンヌ・ダルク/セオドア・ルーズベルトサン・ピエトロ大聖堂/マルゲリータ王妃/不思議の国のアリス/プーシキン/マリオとルイージ
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ーTalant de bíẽ faireー

ポルトガル、リスボンからテージョ川沿いに広がる
サンタマリア・デ・ベレン地区のベレンの塔、世界遺産にも登録されています。
(この辺りのテージョ川、地形的にも”川”というよりどう見ても”湾”なのですが地元の方は”川です!”って。)
向かいのジェロニモス修道院を見守るように建つマヌエル様式の塔です。

手前にあるのはこの塔を眺めることのできない人のために創られたレプリカ。
点字のように手で触れて見るためなんですね・・
ポルトガルの暖かな国民性が伝わって来ます。
ベレンとは、ベツレヘムのポルトガル読みですが
ヴァスコ・ダ・ガマがインド航路発見の旅に出発した由緒ある地であり
彼の世界一周の偉業を記念して作られた要塞(テージョ川の出入港を監視する)が、このベレンの塔です。
近くには、発見のモニュメントも並ぶように建てられていますが
ここには、大航海時代を担った天文学者、地理学者、航海者、宣教師そして
帰らぬ人を祈りを捧げる女性・・・
先頭には、大航海時代の大指導者エンリケ航海王子。
ポルトガルを旅すると彼の偉業に触れない日はないくらいで
現在はユーロですが、過去10000エスクード紙幣にも
肖像画が印刷されていた程のポルトガル重要人物でした。

エンリケ航海王子の時代、アフリカ最南端はカナリア諸島ボハドル岬であって
その先は世界の果て、煮えたぎる海と信じられていました。
ですから航海者にとってその恐怖は、大変なものだったようです。
こうした古い迷信に果敢に挑み続けたエンリケの探検スピリッツが
真のアフリカ最南端、”喜望峰”を極めることに結び付いたんですよね。
こうしたことからもこのベレン地区、
過去のポルトガル栄光の時代へのロマン思想を象徴しているエリアと謂って良いかと思います。
そしてこの王子の名、エンリケ航海王子は、
英語圏ではPrince Henry the Navigatorで、そのままヘンリー航海王子となるわけです。
ドイツではハインリヒ、イタリアならエンリコ、オランダならばヘンドリック。
フランスならばアンリ、ラテンならヘンドリクス、ロシアはゲーンリフ 。
逆に英国の皇太子ヘンリー王子は、この地ならエンリケ王子と呼ばれるんですね。

この人名対象は、興味深いものがありまして・・・
地政学で学んだ歴史上の人物名
語感を重んじる日本人には結構な乖離感、カルチャーショックがあるのではないでしょうか。

例えば
啓蒙思想に傾倒しロシアの近代化を促した女帝 エカチェリーナⅡ世
彼女も英語圏ならキャサリンⅡ世
フランスならばカトリーヌⅡ世と呼ばれる訳で
随分雰囲気が変わってしまいます。

また、古典ラテン語の再建音に最も近いとされるユリウス・カエサルも
英語圏ではジュリアス・シーザー
こちらはよく知られているところではあります。

キリストの母マリアも、実は英語圏ではメアリー 、
フランスではマリアンヌですね。
さらに
新約聖書の福音書によってイエスに従った女性として
マグダラのマリア(マリヤ・マグダレナ)が知られていますが
このマグダラもフランスではマドレーヌですから
マグダラのマリアは仏語では”マドレーヌのマリアンヌ”と成るわけで
ダヴィンチ・コードの謎”マドレーヌのマリアンヌ”と謂われても・・・
みたいな違和感は拭えません(笑

百年戦争でオルレアン解放に貢献し”オルレアンの乙女”と呼ばれ
またカトリック教会に於いては聖人ともされているジャンヌ・ダルクは、英語圏ならジョーン・オブ・アーク。

社交界の花形とされた、ナポレオン・ボナパルトの最初の妻ジョゼフィーヌは、ギリシャならばイオシフィナ、英語圏ならジョセフィン、イタリアならばジュゼッピーナです。

テディベアの名の由来ともなったメリカ合衆国の第26代大統領で
軍人、作家、狩猟家、探検家、自然主義者としての名声も併せ持ち
第32代大統領フランクリン・ルーズベルトが従弟に当たるというセオドア・ルーズベルトは
ラテン系なら”テオドルス”。

英皇太子チャールズもスペインに行けば カルロスです。
ドイツならカール、フランスならシャルルと謂うことに・・・。

イタリアのヴァチカンにあるカトリック教会の総本山サン・ピエトロ大聖堂。
こちらは、英語圏ならピーター大聖堂になっちゃう訳ですね。かなり軽くなります。
実際セント・ピーター寺院とも謂われますし。
ピエトロは、新約聖書の使徒ペトロに由来するイタリア語圏の男性名ですから
ドイツならペーター(ハイジのお友達?)、フランスならピエール(カルダン?)、スペインならペドロ、
ロシアならピョートル(大帝?)に呼応するんです。

白く可憐な花を付けるマーガレットも
イタリアに行けばマルゲリータです←ピッツァみたい(笑
まあこちら語源が
マルゲリータ王妃が、バジリコの緑、モッツァレラチーズの白、トマトソースの赤が
イタリアの国旗と同じ三色という処から、ご自身の名を冠したと言われてますの解らなくもないですね。

不思議の国のアリスは
ドイツに行けば”不思議の国のアーデルハイト”

そして”アンネの日記”(ドイツ)と”赤毛のアン”(米国)。
アンネもアンも同一名、と言うことになります。

ロミオとジュリエットは英語圏
ジュリエッタはイタリア
ドイツに行けば”ロミオとユリア”

かのマイケル・ジャクソンも
ラテン語ではあの大天使と同じミカエル。
イタリアならミケーレ、スペインはミゲル、フランスならばミシェルです。

ロシアの大詩人プーシキンの韻文小説のタイトルともなった
”エフゲーニー・オネーギン”
こちらがまた素敵な小説で・・。
ペテルブルグの所謂、高等遊民オネーギン。
知性、財力その全てを手に入れ乍、退廃的に生きる彼と
タチヤーナとの恋の擦れ違いを描いた傑作ですが
このエフゲーニーも英語圏ならユージーン
スペインならば”エウヘニョ”!
ドイツならオイゲン、あの天才JAZZピアニストと同じ名であったんですね。

イタリアンジェラードもドイツに行けばイタリアンゲルハルト。

ピノキオで有名なジュゼッペ爺さんはスペインならばホセ爺さん。

任天堂の看板キャラクターで永遠の2番手、緑の人気者として知られる
マリオの双子の弟 ルイージ。
米国法人が名づけ親のこのルイージですが、実は
イタリア語読みなんですね。
英語圏ならばルイス、ドイツならルートヴィヒ
フランスならばルイなんです。
マリオの相方がルートヴィヒってかなり重々しく感じませんか?
またフランスの国王で太陽王と呼ばれたルイ14世は
イタリアではマリオの弟と同じルイージ14世になるんですね^^

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【 2012/08/22 15:10 】

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