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Ode on Melancholy~憂愁のキーツ
110322_2059~01

美は真実
真実は美

それがこの世で知りうるすべて
知るべきことのすべてーー
~ Ode on a Grecian Urn


偉大なるシェリーから
バイロンから
追悼詩を贈られた
英国の詩人キーツのオード
その結びからのフレーズです。


忘却の河へ行ってはならぬ
そう謳うキーツでしたが
”憂愁の女神は美とともにあり”と
滅びと快の混在を認めてみたりもするんですね
そう
痛みを超え出るなら
そのまま歓びに突き抜けるかのように。

冒頭のフレーズは
日々私が見上げる空のもとに
いつのときも
どんなときも
絶えることなく
あの光の狭間で
ゆれて
揺蕩い
この胸に訴えかけてくるものです

それは
シャフツベリー
古くはプラトンの時代から
変ることなく
美を追求し続けた先人たちが行きついた
或る確信のひとつだったから・・
なのかもしれません。


*************************************


Adonais
I weep for Adonais - he is dead!
O, weep for Adonais! though our tears
Thaw not the frost which binds so dear a head!
And thou, sad Hour, selected from all years
To mourn our loss, rouse thy obscure compeers,
And teach them thine own sorrow, say: "With me
Died Adonais; till the Future dares
Forget the Past, his fate and fame shall be
An echo and a light unto eternity!"
                   Shelly(1792 – 1822)


死から再生した
オリエントの美神アドニスに
夭折のキーツを重ねたシェリーは
彼の藝術その永遠性を詠いあげました。

アドニスを凍らせた霜を溶かせなかったことを悔い
それを
彼らの季節の中の最大の悲劇に喩えています。

敢えて時を呼び興し
哀しみをを告げんとするさま
無限なる時が
過去を消し去る時まで
其の名よ永遠なれ
と詠う詩のなかに
早すぎたキーツの死を悼む
シェリーの苦悩が
痛いほどに顕れています。

ホメロスに憧れ
ギリシアのベースに魅せられ
Endymion発表後に
社会の厳しい評価にさらされ
深く傷つく
ピュアな精神の持ち主キーツ

フランス革命始まりの年から
6年後に生まれ
その僅か26年後にこの世を去った
キーツ

そして
詩は音楽
私にそれを感じさせてくれたジョン・キーツ
今夜は彼を想って
眠りにつきます・・・。

























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テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/01/13 21:03 】

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