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プラトン/プロティノス~ケンブリッジプラトン学派 Ⅰ
ーー人間の幸福は
   生活実践(行動)そのものにあるのでなく
     精神的充足を求めた
       叡智的存在を観照することにあるーー
                ~Cambridge platonism



彼らの指摘を待つまでもなく
行動のなかにそれがあるとするなら
人が人たる所以
人間と他動物との境まで
あいまいになってしまう・・・

”叡智的存在の観照”
言葉自体
既に美しいです。

こちらを基本理念とする
Cambridge platonism
世に謂うケンブリッジプラトン(研究)学派は、
オックスフォードのアリストテレス研究と並び
英国古典哲学研究の双璧と称され
17世紀ケンブリッジの学内で展開された思想グループ
よって
このケンブリッジプラトニズムなんて呼ばれ方をされてきたもので
そこに集う碩学の人々をしてケンブリッジプラトニストと。

中心人物は
ベンジャミン・ウィチカット
ケンブリッジに学び後に同大教授になられた方です。

思潮的源流は
フィレンツェルネサンス哲学

プラトンやプロティノス抜きに語ることのできない
学派でもありまして・・
先にも少し触れましたがケンブリッジは
英国プラトニズム研究
(”ヨーロッパ哲学の伝統は、プラトン書の脚注から成り立っている
とのメタファから押して知るべしといった処でもあるのですが)
の牙城となった場で
あのエマヌエル学寮に象徴されるが如く
往時は精神の最高学府と謳われてもいたようです
此処はもう
イギリスピューリタン的プラトニズム
と云って良いのかと。

このcluster
”理性”をして
学問的思考力の基礎を為す能力とし
人間は、弛まぬ研鑽からそれをさらに深めゆくことができる

といったスタンス
芸術の真髄さらには最先端科学の世界観さえ想ってもみてしまう
もうほんっとになんだか接するだけで
ドキドキ、ワクワクの切り込みなのですが・・

そうなんです
プラトンがその著”饗宴”に記したあの
ーー人間と叡智的存在の領域は厳密に隔てられているが
同一性を否定すればするほど
結びつきたいという希求はさらに強まるーー

とした見解と符合してもくる訳なんですね。

そして
叡智的存在と人間を結びつける
ダイモンの存在意義がここに生まれ
それを介して
はじめて森羅万象の統一がなされる
という
こころ震えるような
美しき概念でありました・・・。



















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テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/01/29 09:14 】

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