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サマセット・モーム/雨/サミング・アップ~ラッセル~ウェーバー/プロ論~カルヴァニスム
横浜上空からは終日
プラチナヴェールが降りて
辺りは
コロ―の銀灰色を想わせる
抒情的景観に包まれていました。

モームの表現を借りるなら
”しとしとと降る英国のような雨”
の一日。

本を積んだ小舟にも登場する
モームの”雨”からのフレーズですが
こちらの小説
舞台は南太平洋、オセアニア
ポリネシア系のサモア島

”人はその中に原始的自然力のもつ敵意といったものを
感得するのだ。降るというよりは流れるのである。
まるで大空の洪水”

のようなスコールを素材に
頑なな理性
その脆さを暗喩させるモーム。

”サミング・アップ”で
柔軟な思考力を備えたバートランド・ラッセルを
呼び起こしたモームが
確かに
此処にも息衝いて・・・。

カルヴァニズムに
非合理性を持った合理主義
そんなウェーバーのプロ論も脳裏を過ります。

人間本質への理解が
他者を認め育てる寛容性が
中庸が
バランスが
そうした類のものが
如何に大切であるかを教えてくれたモーム。

そして
何より
”人間の絆”は然ることながら
インド思想へ到達した
あの”かみそりの刃”から
聴こえくるもの
それは
美しきペルシャ絨毯をメタファにした
モーム哲学・・・

仮に
もし

人生に
意味を見出すことができないでいたとしても

それはそれで
少しも構わないんですね

あるがままで
美しいもの

それを
人生と呼ぶのかもしれません。

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テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/03/02 21:36 】

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