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ロバート・ブラウニングを研究された先生へ
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放課後
小学校の図書室の床に座り込んで
夢中で読んだfairy tale

ドボルザークの家路にのせた
下校時刻を知らせる校内放送が流れてもなお
離れ難かった”赤毛のアン”の想い出

プロットは然ることながら
この書の随処に差し込まれた
古風な言葉の数々が
なぜあんなにも私の胸に残り続けたのか

その幾つかが
英文学の古典からの引用であることに
明確に思いを致したのは
それからずっと後になってからのことでした。

シェイクスピアにバイロン
テニスン、キャンベル・・・
そして
ブラウニング

そう
ブラウニング
彼の作品からの引用は
要となっており
何より大切な
物語のエピグラフ("Evelyn Hope"より)
そして
最終章フレーズ("Pippa passed"より)の
双方を飾っていたのです

<epigraph>
ーーThe good stars met in your horoscope,
     Made you of spirit, fire and dewーー


善き星の光に照らされ
生を受けたあなたは
精と炎と露から創られた・・・。

この書を開いた子供たちはみな
ブラウニングが放った言葉が内包するチカラに誘われ
新しい物語の世界へ
旅をはじめるんですね

今思い返しても
スコットランド文学を愛した
ピュアで聡明なアンを
サジェストするに相応しい
秀逸なプレリュードだと感じます


英国ヴィクトリア朝の詩人
ロバート・ブラウニング(ご子息も著名な彫刻家ですね)が紡ぎ出す
”文章の花束”が齎す世界観
その表現力

特に少女をテーマとした作品が印象的で・・。

精神の豊かさと
炎のような情熱で
弛まず学び躍動する、
人の痛みに心を寄せて涙し
どこかに幸あらば共に歓喜する
どんなときも
さわやかな笑顔で周囲を包む
そんな少女のもつひたむきさ
優しさ
清らかさ

そこには
ブラウニングの
人間への深い信頼と
溢れるほどの愛が
満ち満ちていました


自身に課せられた仕事を
精一杯の心を込めて為し
誠実に生き抜いたひとの人生は
こんなにも美しいものなのだと・・・。

ーーウェストミンスター寺院で
テニスンと共に眠るブラウニングと
ブラウニングを研究されていたという
大切なブログのお仲間のお父様に
心からの尊敬と祈りを込めてーー

saki














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テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/04/24 17:50 】

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