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愛しの“Folly”~廃墟論その美学的見地 Ⅰ


豊かな樹々に覆われた英国式庭園の片隅に
静寂のヴェールを纏わせたが如くの
崩壊状“Folly”を配し
尚、調和を齎し思索を誘う
合理性を否定する
あの美意識

Folly
それはときに
古代ギリシア・ローマの神殿であり
ときに
ゴシック様修道院の廃墟にも似て
また
ドイツ・ロマン派のフリードリッヒや
ルーブル美術館の館長であった
ユベール・ロベール
そう
”廃墟のロベール”の作品から抜け出てきたかのような
古典主義的フォリーであります

北フランスのErmenonvilleにある
ジャン・ジャック・ルソー公園散策のなかでの
Folly”哲学の神殿”との出会い

其処には
古代の
失われた時代の美質
旧き良き時代の有徳
或いは深遠なる場から
畏怖の念を引き出すような
そんな要素をも備えるといった
かのピラネージが好んで版画に映し出したメッセージ性も
ひとつあるでしょう

さらには
その根底にある審美理念に
ロマン主義的感性
ピクチャレスク試論を思ってみたり

崩壊状のなかに潜む美の
在りように
想いを巡らせてみます。
















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【 2014/05/19 18:33 】

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