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”エッチングの扉”を開いて・・・
扉 001

自身が経験した扉
瞳を閉じて
そのひとつ
ひとつを
脳裏に描きながら
ひとり、想像を膨らませていました。






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アカデミーの2年冬から制作されたという
”扉”をおくって下さったあなたへ

固く
閉ざされた扉
室内の空気は
重たそう
であるが故
扉の存在感が
際立つんですね

ずっしりと・・・
胸に。

そして
それは
最早
扉でありながら
扉ではない
その先に広がっている
世界観を暗示させるpreludeにとって変わる
そんなふうに感じました。

私の拙い
美術鑑賞の時間の流れのなかで
ある作品に対峙した
そのときそこに
掻き立てられる想い
なにものかを予感させる有りよう
それはひとつ
作品に同化するに
重要なファクタではなかったかと
思うんですね

故に
見詰める
見詰め続ける
見詰め続けたい

そんな作品。

引戸というのが
また
いいですね・・・
とても。

そのマチエールは
雄弁で

多くを語りかけてくる

私は
この扉を開けることが
できるのでしょうか・・・。

そして

扉を隔てた
その向こう


夏の強い日差しが照りつける玉蜀黍畑
それとも
遠く水平線まで見渡せる断崖絶壁の丘
或いは
雄大な山々の聳えるカールを覆う雪景色
瞬く星に
三日月の浮かぶ夜空

2つおおくり下さったうちライトな方が
手が届きそう
というか
ますます
扉を開きたい
好奇心に駆られます。

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あなたのおっしゃるルオー
ミセレーレのそのトーンを想起します

版画なのに
油彩のような質感があって
どこかに救いを見出させる深みが備わっている
どこか似ているように思います。

ルオーと謂えば
ポンピドゥーセンターで観たあの聖顔も
好きでした。
日本にも
白樺美術館、
汐留のミュージアムにも展示されていますよね
夢中で観て回りました
(専門家の方に怒られてしまいそうだけれど)
過酷性を湛えながら
あんなにも瞳が綺麗
それは最先端のアート感覚的
親近感、可愛らしささえ感じてしまう
というのが率直な感想で・・・。

個人的には
彼の初期頃
色彩抑えめの方が
こころに馴染むんですね
同じような理由でユトリロの描く街(も好きですけれど)より
佐伯の描く街に住みたい・・・

そう謂えば
佐伯も扉描いていましたね
そこには”27”の文字
そして
パリのプルミエール27番地には
今もあの扉
あるんですよね・・・。

何れにしても
みんな好き
これ偶然でしょうか
「佐伯祐三病」にケリを付けなきゃいけなかった理由は
私には
想像もつきませんけれど・・。

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そして” Madeleine ”
タイトルはフランス語のようですが
それでも
”Marie Madeleine”ではない
そんなことを思いながら3つの角度からの
画像を繰り返し拝見させて戴きました。

イタリアはフィレンツェで邂逅した
ドナテッロの”Maria Maddalena”
あれはもう感動と謂うより衝撃に近かった

彼の印象があなたの制作の背景にあったんですね・・・

痛々しげな情調でありながら
精神性の高さが支配する造形美
だからこそ
胸が苦しくなるほどの
存在感を放つものでしょうか。

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彫刻KASHIWAGIもまた
そのタイトル含め興味が尽きません

ー柏木に葉守の神はまさずとも人ならすべき宿の梢かー

その一途さは解らなくもないんです
けれど私的には
寧ろ彼に辛く扱われた
落葉の宮と
セミⅡの素描タイトル
”空蝉”の凛とした生き方に
通じるものを見出してみたり


はい・・”八日目の蝉”の
あの別れのせつなさ
遣るせなさを
拭うように
小豆島に行きたくて・・
あの地を踏むことを試みましたが
フェリーの時間がなかなか合わず断念したまま
いつか訪れてみたい
そう思っています。

木槿・・・
純白も綺麗ですけれど
あなたの描くHibiscus syriacus
爽やかさのなかに熱いこころを秘めているようで
愛しくなりました。

機会があればルオーを模写されたという
その作品もUPして下さると
嬉しいです。

saki












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テーマ:絵画・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2014/08/30 00:01 】

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