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断章 Ⅶ 無限~パスカル
無限なるものが存在する以上
その理性には限界がありそう

ですが
信じると言う期待値も無限なのだと
パスカルはそう記しています。

有限世界における
無限のもつ意味が垣間見える
瞬間です。

DSCN6774.jpg

パンセの一節に記されている
Pari de Pascal

著者は言わずと知れた
フランスの哲学者ブレーズ・パスカル

かのヴォルテールらには
不評(一部誤解)でしたが
ここには、知性、理性、感情の上位に
意思を置くという主意主義立場
もっと言えばプラグマティックな側面も見て取れます。

ヨーロッパに限らず
サンスクリット語の文献や
日本では歎異抄にも
似たような理論が展開されてもいました。 

往時のパラダイムとは大きく異なりますゆえ
言及も難しいところですが
個人的には
彼の”無限”という概念に
救いを感じる時があることは否めません。

対象となるその確率がどんなに低かろうと
それによって導き出される結果の重さに思いを致すこと
そこは忘れないでいたいナ
なんて思ってもみるわけで
詰まる所、人智の限界と申しますか
不可知、不可抗力を思い知らされるといった
理性の限界を感じる局面においてこそ
想起させられる概念なんですね。

パスカルの考え方の根底には
理性への信頼その揺らぎが付き纏っています。
それは、確実性への不信であり
実存主義的な要素も多分に感じます。

パスカルが指摘した
信じることの無限の期待値は
信じないことの期待値よりは常に大きいということ

意思決定に
ベネフィットとリスクの計算は不可欠ですが
その選択肢にリスクさえないのなら
可能性に賭けることも充分アリなのかと・・・。















※価値判断やその可能性を鑑み
最善の意思決定を導き出す
意思決定理論
(多角的な決定分析による
システム構築も為されているようですが)
何より
その論拠となる情報の合理性や完全性といった大前提
それ自体にバイアスがかけられているという
憂懼すべき社会のなか、
メディアリテラシーこそが、強く求められている
ということなんですよね。




























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【 2015/03/27 17:28 】

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