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朝の薔薇に~ホプキンスの詩~While My Guitar Gently Weepsへ
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ストラトフォード出身の
19世紀 英国詩人
Gerard Manley Hopkins

古代英詩に口語英語を織り交ぜて
キーツ的瑞々しさで仕上げたような作風

敬虔な生き方が呼び覚ます
inscapeなしなやかさが魅力です。

バリエーションに富んだカスタマイズが
随所に施されますが
基本、ソネットのひと です。

(元は13世紀イタリアで生まれた愛のためのソネット
それより短めですが
英国ルネサンスをピークに
シェークスピアソネット
スペンサーソネット他にも
ミルトン,ワーズワースらが
採用してきた詩作の王道です。)

平行性の原理に裏打ちされた
彼の言語観と申しますか
藝術観に魅かれます。

Before it cloud, Christ, lord, and sour with sinning,
Innocent mind and Mayday in girl and boy,
Most, O maid's child, thy choice and worthy the winning.
~Gerard Manley Hopkins


ホプキンスは
何を教えてくれているのか。

            *

ひとは一人では生きられない
にも関わらず
人間社会に於いて
総てが予定調和に上手くゆくことなど
ありえない訳で
傍目に
どんなに恵まれた環境に見えても
その裏側には伺いしれない苦悩が根を張っている
そう
生と苦は
必ずやSETなんですね
憂愁、嫉妬、自嘲、悲嘆、哀傷、絶望・・。

逃れられないもののように見えて
それを乗り越える方策は
どこでもなく
自身のなかに
厳然とあること、
それが
人間が人間であることの
最も素晴らしい特性のひとつなのかと
思ってもみる訳です。

思考の硲の
”つぐみの歌”に耳を澄ませましょう
ということなんですよね。

豊かさに満ちた
澄み渡った空は
手の届かない場所にあるようでいて
実は
此処まで
降りてきているという真実。

それに気付いて欲しい。

ないものを数えて
安らぎなど
得られるはずもなく。

あるものを数えるなら
自身が
こんなにたくさんの
かけがえのないものに
囲まれていることに
気付ける。

キーワードは
”気付き”
ですね。

エデンの園にひずみが生じても
こころに
それを備え続ける
そうした感覚を
構築する能力が
求められるんですね。

子供の頃のピュアな想い
利害関係を絡めない
バイアスのかからない
公平な眼差し
それだけは
いつの時も忘れずにいたいから。

夏がどんなに過酷で
冬がどんなに厳しくても
心にいつも
春のうららかさを失わずいること
そのこと
それ自体が
既に大きな価値をもっているように感じています。

With every mistake
we must surely be learning
Still my guitar gently weeps.
~While My Guitar Gently Weeps

人間は失敗をする生き物で

ですが
そうであるからこそ
向上が望める
そこで
しっかりと
学び
掴み取って
ひとたび
努力の及ぶ範疇と見極めるや
最大限の努力を惜しまないで
歩みをすすめる
それでいいんですよね。

その時
仮に
どんなに
胸の中で
咽び泣いていたとしても・・。













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テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2015/05/05 12:00 】

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