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幸せの棲家~キルケゴールの反復~ソクラテス~温故知新/論語
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キルケゴールの謂う
”反復”
こちら
安らぎさえ感じさせる概念で

イデアを引き出そうとするプラトンでなく
学びを徹底させるソクラテスを読んだ時の
あの感じとも似ています。

(未来ばかりを見詰める希望は
現在を充分に生きることが叶わず
時に今を見失わせ
まして、その夢自体も
指の隙間から零れ落ちていったりもしますので
地に足の着いた安定感には欠ける部分がありますゆえ。)

ーあらゆる認識は想起であるー

それでも
キルケゴールの反復は
単なる想起ではありませんので
戻らないものへの懐旧とも異なります。

”反復”から
新しい何かを見出し
今に生かすところに
幸福が潜む
とするのが彼の基本概念
そう
反復から新しさ、個性、生命力が
生まれ来ると言うその思想
そして

人間的深み
美しき時間
男らしさ女らしさのなかにも幸福があると

ですので以外にも(失礼!)
バランスのとれた論理性さえ感じます。

彼によると
すべては
既にあるようなんですね

新しいものだから飽きが来る
旧いものは飽きない

旧いものを前にすると
ひとは幸福になる
反復を何か新しいものであるかのように
思い違いしないものだけがほんとうに幸福になると
そして
ギリシア人はあらゆる認識は追憶であると教えた
しかし
新しい哲学は、”全人生は反復である”と教えるだろうとも。

何に於いても
精神的付加価値を付けることのできる
その能力こそが
大切と云うことでしょうか。













東洋で謂えば

論語にあった
温故知新をして

ーーその陽は一意専念過去を想うように見えたるも
其陰は所謂いわゆる温故知新の沙汰さたにて
未来の料にとてすることなりーー

と語っていたのは
春廼家漫筆のなかの
逍遥でありました。











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テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2015/05/19 17:28 】

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