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森の住人ハイデガーから旅の思想家デカルトそしてスピノザのエチカへ
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ラディカルとされるハイデガー
彼は、大衆支配の根底に無秩序が
科学の支配の根底に事実への拝跪が存在しているとして
それを批判していましたけれど
そんな彼の論文集に
”HoIz”があるんです。
HoIzとは森の古称のようで・・・
誰一人足を踏み入れていないような
森の奥深くにあって
道なき道で歩みを進めるその状況をして
ハイデガーは
哲学的思索に擬えた
そして・・・

彼は、そこにこそ
存在をみていたんですね・・・。

         *

デカルトもまた隠れ家的生き方をした人物
危険思想家として
フランスを追われ
オランダでの亡命生活のまま
その生涯を終えています。

その人生は
そのまま思想の旅であったように
個人的には感じています。

デカルトは知の集合体から一通りの知識を身に纏い
今度は、書斎を飛び出して
世間という書物を紐解き始めました。

そこは理論世界とは異なり
行動すれば即結果が出る世界。
失敗すれば
容赦なく罰を受ける生活の場であり
彼は、その分多くの真理に出会えると
考えたんですね。

然しながら
彼が獲得したそれは
環境が変わればそれに合わせて
真理も変わる
よって
瑕疵のない真理などこの世にないと謂う現実
そこで彼は外界から
精神世界を革新し始めたんですね。

あらゆる違和感の中から
馴染むものを見出す地道なその作業

片道切符のコスモポリタン
それがデカルトの
ライフスタイルだった・・・。

そんな彼らしい言葉が
手元の書物に記されています。

新しい家に住もうとするなら
旧い家は壊さなければならない。
けれど実はその建設中も
出来る限り快適に住む必要があるのだ。
その暫定的状況に必要なものは、
1.最も分別ある人々が守っている意見に従う事
2.一度決めたら毅然とした態度を貫くこと
3.世界を変えるより先ずは克己心を養う努力をすること事。
4.人々を観察しその中から最善を選び出すこと。


彼の論旨、それは
人生の目標(夢)より
寧ろ、それまでのプロセスを
如何に有意に生き抜くかという
そのこと自体を大切に考えること

であろうかと・・・。

         *

禁書扱いになったデカルトの書を
その死の十数年後に出版したのは
スピノザでした。
そう
スピノザも森の住人だったように思います。
その著エチカからは
一読して
感情を見せない
冷徹な表情しか読み取れません。
しかし
注意深く解読してゆくなら
溢れる彼の想いがあまりに熱いがゆえ
敢えて
数学的証明に徹するが如く
論理性を貫く他手立てがなかったことが
伝わって来る
それが
私とスピノザの出会いだったんです・・・。

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如何なる思想も
”人類思考の希望”というカタチで
論究する必要があると私は今
強く感じています。



































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テーマ:哲学/倫理学 - ジャンル:学問・文化・芸術

【 2015/06/22 00:06 】

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