調和~L'estro Armonico



日常の変わらない景色
けれどこころに映し出される情景は
日々の鼓動と相俟って
ひとつのsymphonyに包まれる
それでいい
ただ
それだけでいい









































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芥川の眼差し



ーー人生は一行のボオドレエルにも若かないーー

芥川の作中からの言葉ですけれど

”一行のボオドレエル”
をどう捉えるかで
文脈は随分と変わってもまいりましょう。

彼の他作品から読み解こうとするなら
その芸術至上主義的価値観が
如実に示されたメッセージとも受け取れます。

一行のボードレールとは
日常に対して垂直に立ち上がる
時間の煌めき
永遠性さえ帯びるこの瞬間は
“生の精華”
ひとつの藝術のカタチであり
人生是に勝るものは
ないのかもしれません。

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残り2分…

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アメリカの科学雑誌に掲載された
地球最後の日までの目安を表す終末時計。

核戦争の危機を訴える意図で
20世紀中葉から米国の核科学者らが
毎年公表しているというこちらの時間。

今年は
昨年より30秒も進められ
残り2分になったとか…。


















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Pierre de Ronsard



打ち合わせの合い間に
カフェで一息つくのは
砂漠の中の泉 的な感もありますけれど(笑)

テーブルにアレンジされた
愛らしい薔薇に

薔薇をこよなく愛した
ルネサンス期の詩人ロンサールを想いました

仏蘭西はロワール
地方貴族の出身だったかと記憶していますけれど。



”酒に薔薇”

から始まって

”飲むほどに 胸深く
哀しみは おさまらず”

と胸の痛みを吐露しながらも

”薔薇なくして 美は何処に”

と詠いあげた彼の絶唱、
詩集に刻まれたその文字列は
忘れられないフレーズとなって
今も胸に残っています。




















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街に棲む彫刻たち Ⅰ



お買い物・・・?
可愛い💕





















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Multitude



ルネサンス期の政治思想家マキャベリの書に登場した“Multitude”なる概念
そして、近世の合理主義哲学の祖スピノザを経て
脈々と受け継がれてきた近年のマルチチュード論
ひとことで言ってしまうなら
国境を越えたネットワーク上の権力
とでも申しましょうか。

実は、
私がマルクスを思う時
必ず想起せる政治概念なんですね。

何故ならこちら
(多様性、差異性を考慮しない19世紀からの社会主義に比して)
それぞれの特異性を認める多様にも構成的なチカラ
それが共通ネットワークな状態のままにグローバル民主主義を推進してゆく
そんな(権力と同型の)主体を目指した
哲学的階級概念でありましたから。
(単純化した眼差し程危険なものはありません結え。)

之、私たちの生存が
グローバル資本主義そのものを構成する力となる
といったような考え方です故
各々自らの実践によって課題に応えることも求めらる訳ですが。

原発リスクに代表される文明の限界
或いはまた、資本を支配している
多国籍企業群の主導その指向性
などテクノロジーやグローバリゼーションが
果たして人類に幸福を齎すかのかといった
議論もありましょう。

さらには
資本の論理に呑み込まれてしまう
議会制民主主義の在り様をも
私たちは嫌と言うほど見て参りました。

それでも市場経済が前提となることを
認めざるを得ないのは
資本の運動その実態解明による
資本家が備える両義性を否定できないから。
市場経済は伝統的労働者に貧困を呼び寄せもしますが
同時に
世界に富を分配できる“唯一の装置”でもあるからなんですね。

問題は、
適正かつ効果的な所得の再分配
ここに尽きましょう。
(既得権の体系を白紙に戻すシステムとしての
財産権への切り込みの必要性は言うまでもありません。)
そう、金融肥大化の補正手段
謂わば、資本の管理者としてのマルチチュードを
思わずにはいられないと云うことでありました…。

*個人主義が声高に謳われて久しいのですが
ともすれば
連帯性さえ奪いかねないその負の側面、その分断性。
それが資本による搾取の構造
その巨魁であることにも思いを致さねばなりません。
(相互の差異を認め合いながら
尚、自律的につながってゆくために
今わたしたが出来ることは何でありましょうか)






















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マルクスへの気紛れ交響的断章 終章~ヘーゲルVermittlung

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ヘーゲルにとっての哲学は哲学史全体でした結え
(ヘーゲル弁証法とは、自己意識の中の運動ですから 全体が見えなければならない
部分だけ見て分かったような感覚に陥るのはある意味 楽で羨ましいのですが)
全体を見渡すという観点にのみ成立しうる理論であり
時代は移り変わりますから、ヘーゲル美学もまた推して知るべしな面は否めません。

そしてまたマルクスの如く
作品が作者を創る側面も確かにございましょう。

けれどマルクスのこの一連の主張を認めてしまえば
(歴史の背後に息衝く精神もまた想像物に過ぎなくなるハズであり)
彼が強く主張していた類的本質としての人間存在の実現など
あり得ないということになってまいります。
こうした論理矛盾の数々
なんとも人間味溢れる経哲草稿であります。

しかし、マルクスに限らず瑕疵のない思想はありません。
さらには、時代(背景)が変われば書々は必ずや
読み換え、本質を抽出する必要に迫られます。ですが
そんな必要にして最低限の配慮も出来ないままに
断片的に読み誤ったマルクスの思想基盤から
人間の本質に背いた理想主義的目標が設定されてしまい
さらには、その目的のためには手段を択ばない姿勢
ともすれば、革命という名の暴力的側面を備えてしまうことは
既に歴史が証明しています。
(ロシア、中国、カンボジア、エチオピア、北朝鮮各国で
何を引き起こしてきたかを抜きにマルクスは語れません)

確かにヘーゲルはマテリアルを軽視しました。
そしてそこに異を唱えたマルクス
ですが
マルクスの一連の論理矛盾を読み解くなら
彼がmaterialistなのは
そもそもが唯物論者だからではないようなんですね。
ただ、イデアを退けマテリアルに付こうと試みたから
こうしたマルクス主義は、寧ろidealismのようでもあり
一連のイデオローグは
”意味という病 ”という印象が拭えないのです。

マルクス的唯物論もヘーゲル的観念論も
観点が異なることを鑑みるなら
実は、両者さほど相反する概念でもないんですね。
(二元論で語れるようなレベルの対象ではありませんし)

アリストテレスやヘーゲルを否定した
マルクス(ニーチェしかり、キルケゴールしかり)をさえ
既にヘーゲルが含んでいたこという現実も
それを知らしめてくれているようです。


*革命と一口に謂っても…。

歴史を見渡しても
所謂、ブルジョワ革命(日本では、西欧にはない“市民革命”を訳語に当てたりもしているようですが)
と呼べるのは、アメリカ独立革命くらいでしょうか。
(イギリス革命もフランス革命もその意味では不完全でした由)
こちらの革命は、封建社会或いは絶対王政に対して
市民(ブルジョワジー)が蜂起し、市民の自由・平等、政治的権利などを
獲得するタイプの変革を指しています。
結果、ブルジョワ(産業資本家層)が政治的権力を握ってしまう革命であり
例えば、フランスの二月革命に見られるように
革命自体が
市民内部の資本家層と労働者層といった新たな対立軸の萌芽を含んでいます。
ですから、マルクスが示唆した革命
プロレタリア独裁は
“ブルジョワ(“資本の支配”をその客観的な目標としている)革命”
にのまれ不可避的に圧砕される宿命を抱えてしまう。
そしてこれが
人間という生き物の在り様を端的に示しているということに
私たちは、思いを致し
その融和をこそ目指さねばならないんですよね。)






























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マルクスへの気紛れ交響的断章 Ⅵ

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交換原理に照らせば
作品と商品はよく似ているんですね。

マルクスは、商品とはマテリアルなもの
交換して始めて生じる価値
交換価値と看做しました。
(故、資本制生産は不透明性を持っていると。
マルクスの立場は、ヴァレリーの指摘にも似て
書き手(売り手)、読み手(買い手)を同時に見ることはできないとするもの。
意図や観念は存在せず、
作品が作者を作る ・読み手が作者を想定し
作者の思想が実在するのでなく、作品しか存在せず
作者の実在さえもマルクスは、
想像的主体に過ぎないと断じたわけです。
しかし、彼の論理に倣うなら例えばギリシア悲劇をどう捉えればという話になってしまう訳で
此処 、書き手も読み手もいらない、作品とは精神
といったようなヘーゲル美学的見解ならば、実に分かり易いんですね。
実際、あのフォイエルバッハのヘーゲル批判も
その精神哲学を感性の立場から批判した処までは
わからなくもありませんが
実は、ヘーゲル哲学は
観念論特有の制限性があるにせよ
フォイエルバッハらが捉えきれていなかった
人間の豊かなる社会的、歴史的関係性をも包括した
極めて客観的概念でありましたゆえ。)

そしてマルクスは、それまでの論理展開に反し
自身で、交換以前に価値=労働時間を設定し
結果、それを実体的なものと認めざるを得ない
論理矛盾に陥ってゆく。

さらには
等価性に根拠なしとしたアリステレスへの批判として述べた
価値=労働の結晶
所謂、価値形態論
(こちらアダム・スミス以来の、価値=労働時間説でなく
哲学に置換したらヘーゲルになるような思考法への
批判でありましたけれど)
を提唱する一方で
価値は、偶然、必要の問題とも記述しており

此処で、自身の絶対的剰余価値との矛盾を起こし
相対的剰余価値を肯定する
アリストテレス回帰をみせてもいました。

最早、Vermittlung(媒介)的現象構造の解明が
通奏低音のように
資本論を貫いている様相は否めないんですね・・・。

※Vermittlung: ヘーゲル用語
有限なものは単独では存在せず,他の有限なものとの関係性において成立しうるとする概念。
また,個々のものを、関係性において把握すること。










































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マルクスへの気紛れ交響的断章 Ⅴ

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マルクスに代表される概念
対象化、類的本質 、疎外
この疎外に致しましても
原義は、交換と謂えましょう。

罪と罰 しかり
(かのヴァレリーとも一致をみる)作者と読者しかり 。

先に記したように資本論の読み方って
構造主義的であるよりレヴィ=ストロースの親族構造の交換体系
から入る方が理解が及びやすいんですね。
そう、”資本論の相対的価値形態”的な価値論であります。

マルクス主義は
謂わばひとつの人間主義化とも謂えます
いかにも自明の理に映る商品
こちらをして、
”形而上的繊細さと 神学的意地悪さに満ちた奇怪なもの”
と表現した彼の命題
此処実は、 彼が否定していた
形而上学と神学(交換の秘密にある)が知的活動のなかで
無視できないことを
認めなければ成り立たない命題なんですね・・・。














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マルクスへの気紛れ交響的断章 Ⅳ

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マルクスの存在的思想
その営為
それがゆえの労働思想

”労働が社会的宿命”であるという見地
然し乍ら彼の指摘した価値増殖過程
(労働価値説その前提さえ
対象を単純化しすぎており、かなり無理があるようですけれど)
そこにある労働者の責任感情に纏わるあの言質
こちら実は、
マルクスが否定していた意識から
生み出されるものなんですね。

そして
マルクスの論理の綻びは
此処だけにとどまりません。

(私的には、固定的視点での論理展開をはかれば
論理矛盾に陥るのは寧ろ必然と受け止めています。
*対象に何を据えて、何を見出さんとするかで
見えてくる景色は変わりますゆえ*
理解を深めるには、こうしたことも含め
注意深く読み進める必要がある
ということなんですよね…)


























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マルクスへの気紛れ交響的断章 Ⅲ

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人間を
自然によって措定される受動的存在、
徹底的なまでに受け身の存在としたマルクス。
こちら、存在への問いに転化しない
あのアリストテレスとも
また違った視点からの”存在思想 ”と云えましょう。

人間を
常にあらゆる制約を受け
制限される存在として見詰める
そんな彼の視点に立つならば
”ヘーゲル弁証法批判”が”既存の経済学批判”と
一体のものであったことは
容易に見えて参ります。
そしてこの
彼のいかにもな”感性的”思想こそが
資本のメカニズム
価値増殖のカラクリを
炙り出してくれたんですね。

















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マルクスへの気紛れ交響的断章 II

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マルクスの労働的現実の直視
ヒエラルキーに喘ぐ者たちへの配慮。

労働が“苦悩としての活動”(交換)になり下がってしまっている実態への
厳しい眼差し。
そして“資本運動が、貧困を生み出してしまう”
その原因として
経済関係は、人間関係であると看做した
その視座、その存在的思想。

(一連のマルクスの“存在思想”
実は、ヘーゲル、法哲学への懐疑にこそ
その端を発している訳ですけれど)
確かに、
人間の社会性は
意思関係だけではないんですね。
(自己意識として人間であるとしたヘーゲルに対し)
意識以前に
人間生存を根源的に掌裡している現実が歴然とある
ことに焦点を当て
人間を本来的自然存在としたところから
マルクスは、反“精神現象学”として立ち上げ
論理展開していったんですね。























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マルクスへの気紛れ交響的断章 Ⅰ~断章取義~マルクスの人間自然存在(存在思想)/ヘーゲルの自己意識

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マルクスの経済学って
ひとことで謂えば既存の経済学批判とも言えましょう。

その理由は、
彼が経済の問題の一切を
生産でも消費でもなく
さりとて
利潤や資本でもなく

”労働”
これを抽象概念でなく
あくまで人間の問題として捉えていたからなんですね。

資本論に掲載された必要以上の文献引用
その論旨が
如実にそれを物語ってもいました。

(かつてのエンゲルスが指摘していたように)
お世辞にも科学的精緻さがあるとは
言えない論理展開ながら
それを押して余りあるとほどの
”労働実態への直視”は、あったようには感じています。

そして
往時ありがちであった
哲学者たちの(フランス構造主義的)解釈では
分かり辛い側面は否めず
(寧ろ、レヴィ=ストロースの交換体系にこそ
その近似値があるといったような事情から )
資本論は、相対的価値体系からの理解の方が
伝わり易いのかもしれません。



*クロード・レヴィ=ストロース
理性から
(彼の繊細にもしなやかな)感性を
切り離すことなく研究を重ねたひと
そんな彼だったからこそ、科学に対し
敢えて人類退歩という逆説的ヴィジョンを突き付けもした

社会に於るあらゆるコミュニケーションに貫かれるは
“規定された交換の束”とし
その交換を支える“到達すべき無意識構造の存在”を想定した論文は
この分野にありがちな比較論とは一線を画し
人類共通の生理能力を基礎にした統一的原理で世界を把握しようとしたもの
こうした
既成概念の深奥の普遍性を見詰め
多様性を理解した上で
あらゆる文明に共通な構造文明の一般理論の確立を
目指したその研究姿勢は、
構造言語学が表面的多様性の先にある
人類言語の普遍的解読法を解明しその普遍性に到達した普遍的方法論そのものとも言え
彼はそれを人類学に置き換え
深層心理と言語学的見地から実証していったんですね。




















テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

門出~眼差しと謂う名の転換

大きく切り取られたリビングの窓越しに
横浜の街
ベイブリッジ、みなとみらい、ランドマーク

風に揺れるテラスの樹々
柔らかなパステルグリーンのオリーブに
交錯するように舞い降りてきたひとひらの雪
そして
シルバーリーフへ





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例えば、正義だとか、善悪だとか。
ありふれた分かり易い観念で見詰めるだけでは
見えてこないものがあまりに多くありすぎて

そんな処から出発してみても
実際、知的には何も生み出されないよう・・・。

正論だけでは解決できない
それほどに現実は混沌としている
と云うことに思いを致さなければ
歩みは望めないのかもいれません。





























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季節が結ぶ愛

















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テーマ : 写真日記
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プロフィール

saki

Author:saki
sakiと申します。
ご訪問ありがとうございます。
横浜の小高い丘の上で
no music(baroque)no lifeな暮らしをしています。
よろしくお願い致します。

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